2009年3月2日月曜日

イルカの腎臓

 日本では伝統的にクジラ・イルカ猟をして、その肉を食してきた文化があります。そして今もその文化が残っている地域があるのも事実です。
 それについては賛否両論あることについては十分認識していますが、ここではそれを論じることはやめておこうと思います。
 現在もイルカを捕獲しているところがあります。その肉は適切に処理されて流通し、食卓に上がっています。他の食物と同じように、食品として利用されない部分については破棄物扱いです。
 しかしそれは冷静に考えると、もったいないことでもあります。最近は処理されたブタの眼球の観察をおこなったり、中には内臓丸ごと入手して授業に利用している人もいます。その是非論もあるのでしょうが・・・
 小中学校ではヒトの身体のつくりについて学習をします。ブタなどを利用してそれを確認するのは良いでしょう。
 自分が今回どうしても確認したかったのは、イルカの腎臓です。(実際に入手してやってみると、それ以外が実におもしろいと言うこともわかったのですが・・・)。ヒトやブタの身体のつくりをやると、「腎臓はソラマメ型」というのが定番です。そしてそれが当たり前のようになってしまうのですが、そんなことはありません。
 イルカなどの海獣類の場合、海の中での生活ですから、体液のイオン濃度を安定させるために、腎臓の機能は相当要求されることになるはずです。
調べてみると、腎臓はいくつかの小さな小腎に分かれていてブドウのようだというのです。
#ここから先は画像がありますので、上記イルカ漁の判断に一定の理解をできる方、そういう画像への一定の抵抗力がある方のみクリックしてご覧下さい。



これがイルカ1頭分の腎臓です。
本当にまるでブドウのように細かな小腎から成り立っています。
構成する小腎の数は数えていませんし、まだ切片も作ってはいません。どのように見えるのか大変興味があるところです。
この他にも非常に興味のある臓器がありましたので、そのうちこちらで公開していければと思っています。
腎臓はソラマメ型・・・間違いですよね。
海外サイトを検索していて発見したのですが、こちらのサイトの標本は本当にイルカなのでしょうか?
気になります・・・ソラマメ型ですよね。1750年代の標本らしいのですが、どうなのでしょうか?
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