ある原稿の関係で実際に実験をしなければいけなくなりました。
実際にやったことはなかったのですが、ここまで効果がある物なのかと驚かされました。
それはキノコの力に関する実験です。
普段販売されているキノコと言えば、シイタケ、ナメコ、シメジ、マイタケ、エギンギ、エノキという感じでしょうか?まだあるとは思いますが・・・
茶碗蒸しについての蘊蓄を書いたのですが、茶碗蒸しにはシイタケは入りますがマイタケは入りません。マイタケは臭いも歯触りも良いのですが、なぜ入らないのかという実験でした。
これはマイタケを顕微鏡で見た写真です。
キノコの身体は菌糸という物でできていて、それを他の生物の遺骸などに伸ばし、分解してエネルギーをとっています。ですから分解者と呼ばれています。
マイタケは、他のキノコと比較すると、猛烈にタンパク質分解酵素を多く出すことができます。ですから、タンパク質の熱変成で固まる茶碗蒸しは固まらないことになりそうです。
こうやってみじん切りのマイタケを入れて良くかき混ぜ、蒸してみると・・・
で、せっかくなら対照実験と言うことで同じ容器で水だけを入れたもの、初めからわかっているタンパク質分解酵素(パパイン)を入れた物と一緒に蒸すことにします。
すると、結果はこのような感じです。
左から順にマイタケ、水、パパインです。
たしかにマイタケとパパインは固まっていません。
#結構いい加減な実験だったのですが結果ははっきり。
#これ、他の実験に応用できそうです!
昔の人は、おそらく不思議だったんだろうなと思います。
もちろん、タンパク質分解酵素を不活性にしてから入れると固まります。
タンパク質分解酵素を熱で不活性にすればよいのです。
模試、マイタケ入りの茶碗蒸しが出てきたら、そういう処理がされているということになりますね。
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